マガジンのカバー画像

【今月の1点】まとめ

33
14,000点を超えるコレクション作品から、学芸員のテキストでご紹介します。
運営しているクリエイター

記事一覧

中島清之《緑扇》

14,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
3週間前
37

ティモシー・オサリヴァン《ショショーニ滝、スネーク川、アイダホ 正午の眺め。隣接…

14,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
1か月前
24

長谷川潔《奇術》

14,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
2か月前
30

はかない小さな遊園地―岩崎貴宏《アウト・オブ・ディスオーダー(コスモワールド)》

14,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
3か月前
36

二度と見られない光景―福山秀治《ミルク瓶のふた》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
5か月前
18

絵から香りを感じますか?―上村松園《楚蓮香之図》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
6か月前
88

しんしんと—。イギリス人画家も魅せられた、根岸の丘の雪景色。―チャールズ・バートレット《横浜根岸の雪》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリーズ。学芸員がコンパクトに解説します。おなじみの作品も、はじめましての作品も、どうぞご堪能ください。 海沿いの集落に降りつもる雪のなかを行く、3人の男性。詩情に満ちた雪景色は、歌川広重の有名な浮世絵版画《東海道五拾三次 蒲原夜之雪》にも通じます。イギリスの画家・バートレットは、旅で訪れた東京で版元の渡邊庄三郎に出会い、この「新版画」に取り組みました。新版画とは、江戸の浮世絵の伝統を近

幕末の横浜生まれ、サムライ姿の西洋人像―伝 五姓田芳柳《外国人男性和装像》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
8か月前
21

凛とした佇まいのあなたは?―エドガー・ドガ《ルーヴル美術館考古展示室にて、メアリ…

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
9か月前
22

謎めいたタイトルに込められた複雑な気持ち―瑛九《「眠りの理由」より》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
10か月前
16

瞬間を切り取る―恩地孝四郎《ダイビング》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

横浜美術館
11か月前
26

暮らしに溶け込む季節感−山を描かず山開き示す美人画―尾形月耕《山開き》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

22

まばゆくも長閑な夏のひとときを描く―中島清之《椿笑園の主達》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリー…

13

ミクロネシアの風に吹かれながら―ポール・ジャクレー《オウム貝、ヤップ島》

13,000点をこえる横浜美術館のコレクション作品から、毎月選りすぐりの1点をご紹介するシリーズ。学芸員がコンパクトに解説します。おなじみの作品も、はじめましての作品も、どうぞご堪能ください。 ハイビスカスの髪飾りをした青年がオウム貝に口をつけています。その背景には青い海と青い空、風にたなびく桃色の雲が見えます。3歳から日本で暮らした、フランス生まれのジャクレー。彼は病弱だったため1929年から1932年頃まで、当時、日本の委任統治下にあったミクロネシアの島々で過ごしました